3ヶ月の子犬です。家に来た当初から7歳の子供が、子犬が遊んでいるオモチャを取り上げて投げて「とってこい」と言ってみたり無茶なことをしていました。「子犬はまだ何も分からないのだから『楽しいオモチャを突然取り上げて放り投げる嫌な人』だと思われちゃうよ!優しく声をかけてあげることが一番いいんだよ」と教えたのですが、子犬と遊ぶのを楽しみにしていた子供はどうしてもオモチャの取り合いっこのようなことをしてしまっていたところ、最近子供が動くたびに吼えたり、先日はとうとう指や足首を追いかけてきてかみつきました・・・。子供は恐怖を感じてしまうようになり、関係は最悪です。おとなしくしている時だけ相手をして後は知らん振りしておくようにと言ったのですが、何かいい対処法はあるでしょうか。もう関係修復は無理なのでしょうか。悲しくてどうしたらいいのかわかりません。子供が朝起きてきた時や外出から戻った時などは尻尾を振って擦り寄って隣に座ったりはするので子供を敵視しているわけではないようなのですが・・・。 。この犬のしつけ方を教えてください!
犬のしつけは、やり方さえわかればどなたにでもできます。そして、正しい犬のしつけをすれば、それは犬との信頼関係を深める素晴らしい時間になります。犬をしつけることを通じて、あなたと犬との絆が深まりますように。
<犬へ> 犬が警戒して(怖がって・嫌がって)いるのは、お子さんそのものではなく、近づく・手をあげるなど「取られる前ぶれ」となるお子さんの“行動”なのだと考えてください。お子さんが何をしたときに犬が嫌がるのかを観察し、お子さんがそれをしたら「怖がらなくても平気よ」とごほうびです。お子さんが動いても嫌なことは何もない、むしろ楽しい!・・犬は警戒する必要なくなります。これを必ず、次のこと(<人間へ>)と並行して行ってください。 <人間へ> お子さんのしたいことが、犬から取り上げて「とってこい」ではなく、投げたオモチャを犬が取ってきたところで「とってこい」だったらどんなにいいだろう!と思いました。たとえばそれを目指して、まずあなたが、投げたら取ってくるように遊びながら犬に教え、その確率があがってきたところでお子さんとも。してはいけないことを伝えると同時に、お子さんが犬と積極的に関われる“互いに楽しいこと”が見つかるといいなと思います。
<解説>
「お子さんが何をしたときに犬が嫌がるのかを観察し」 それが犬に対してでなくても、お子さんが手をあげたときに犬がビクッとしていたら、「手をあげる」を警戒している(怖がってる・嫌がってる)んだな、と考えます。そして、お子さんが何気なく手をあげたとき、たとえそれが犬に対してではなくても、犬にごほうびです。
「次のことと並行して行ってください」 いくらこれをしても、その一方で、嫌なことをされ続けていたら、犬はやっぱり自分の身を守らざるを得なくなるからです。(つまりこれは、それさえすれば「取り上げられても平気な犬になる」などということでは決してありません。「犬が噛みつく」という問題を犬だけのせいにするのではなく、家族が仲良く暮らしていくために、犬には何を、そして人は何をすればいいのかを考えることへとつなげて欲しいと思います。)
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