犬のしつけ相談室
散歩のとき犬と会うと吠える犬のしつけ方

犬が散歩のとき犬と会うと吠えます

犬の散歩の時、他の犬に会うと狂ったように吠えてしまいます。ドッグランなどでは大丈夫なのですが・・・？ 。この犬のしつけ方を教えてください！

この犬のしつけ方

犬のしつけは、やり方さえわかればどなたにでもできます。そして、正しい犬のしつけをすれば、それは犬との信頼関係を深める素晴らしい時間になります。犬をしつけることを通じて、あなたと犬との絆が深まりますように。

散歩のとき誰かに会ったら、人間は目で見て相手を確認しますが、犬は匂いを嗅いで確認します。ドックランのような場所では、他の犬に自由に近づき、臭いを嗅いで相手を確認したりお互いに挨拶ができるため吠える必要がない犬も、リードをつけている散歩では、自由に（犬にとって自然な形で）近づくことができずに吠えて呼ばざるを得なくなったり、相手が確認できないことから来る不安で吠えざるを得なくなります。

この犬のしつけ方補足

＜解説＞
犬を連れているもの同士が「こんにちは」と挨拶を交わす。犬たちもその横で臭いをかぎあって「ご挨拶」。私たちはそんな犬たちを暖かく見守り、犬たちのご挨拶が済んだところで「それじゃまた」とすれ違う・・そんな散歩の仕方がごくごく当たり前のあり方になったら、犬にとってどんなに自然でいいだろうと思います。
大きな声で吠えられると本当に困ってしまうけれど、しかし、あなたを困らせるほど犬を見て吠えるあなたの犬は、外界との接点を持とう持とうとする社会性豊かないい子に違いない！と私は思います。（そしてその社会性を育てたのは、ドックランに連れていってあげているあなたに違いない！とも思います。）
ドックランで遊ぶときと同じように、リードをつけているときにだって、犬や人や、木々や道端の臭いや・・家の中にいたのでは決して出会えない物（者）たちに心躍ることがたくさんあるといいなと思ってあげてください。そう願うことで、犬と手をつないで歩く（リードでつながった）散歩も、ドックランで過ごすときのように自然で楽しいものとなり、「そんなに吠えないでよっ」という悩みも解消していくことになります。
相手の方の協力が得られず、うまく挨拶させてあげられないこともあるでしょう。しかし、そう考えることであなたの犬を見る目はきっと変わってきます。たしかに吠えることは問題かもしれません。しかしそれは犬だけが「ケシカラン」のではなく、「犬にとって自然な形で散歩させてあげられてないのかもね」という私たちの問題でもあるということに気づけるようになるからです。

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