1/10/「お手」のことを「芸」だと思っていませんか? 足を拭いたり、つめを切ったり、怪我していないか見てあげたり、犬の足を触らなければならないことはきっとあるはず。そんなとき「お手」と言ってあげて。無理につかんだり、ひっぱったり、体を固定することなく、前足に触れるから、犬がハッピー人間もハッピー
「ちょっと練習してみたことあるけど、できなかったからきっと無理」「ウチの犬は足を触られることがキライだからお手は向いてない」・・これは、そんなあなたにこそぜひ取り組んで欲しいあそび。なぜなら、楽しいあそびの中で前足を触られることや、人間に前足を差し出すことを嫌がるなら、怪我をしたときや枯葉がからまってしまったときなど、本当に触らなければならないときには、もっと嫌な思いをすることになりますね。もっとキライになるから、ますます前足を触られることを拒むようになる、という悪循環に陥る可能性が高いからです。
「お手」ができるようになると、つめきりや、ねえねえ、トントンなど、できることがドンドン広がります。体を触られることをスキにしてあげるために、また、できることを増やしていくために、ぜひ早い段階で取り組むといいでしょう。