[犬愛しつけ法]ゴハンの量の決め方1

犬を上手くしつけるのに大切なこと。それは愛情を持って犬をしつけること。実際に深い愛情を持って犬をしつけた人の体験が元になっているこの連載。犬のしつけに悩んでいる人にぜひ読んで欲しい。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

体重を量ろう(1):正月太り?!(第7号, 2006/1/14)

毎年のことながら、自分がお正月に、どれだけよく飲み、食べ、怠惰な生活を送っていたかを痛感させられる瞬間がやってきます。そう、体重です。お正月明けに体重計に乗ると、そこにはありえない数字が現れたりします。

生活のリズムが変わったとき、体重が増減しやすくなりますが、犬にも同じようなことが起こります。運動量が減ったのに、それまでと同じ量のドックフードを食べていれば、その分太ることになるのです。

うちの犬は普段、私の仕事場で過ごします。私がよく動き、しゃべる仕事中は、犬もとっても活動的です。よく動き、遊び、ときには窓から外を眺め「誰か来たよ!」とわざわざ報告に来てくれたり。でも、私が自宅でゴロゴロしているときには、少々様子が違います。私のひざや傍らで、一緒になってゴロゴロしている時間が、仕事場にいるときより圧倒的に長いのです。つまり、仕事場と自宅とでは、明らかに運動量が違います。

そこでお正月休みに入って間もなく、私は1日のドックフードの量を65グラムから63グラムへ2グラム減らしました。そしてしばらくの間、毎日体重を量ります。体重が減っていくようなら、それは「減らし過ぎ」ということになります。うちの犬の適正体重(太りすぎでも痩せすぎでもない、ちょうどよい肉付きの状態)である4.3キロを維持し続けるのなら、63グラムがこのときの運動量に見合った分量だと言えます。

さて、結果はどうだったでしょうか?私が目論んだ「2 グラム減」は大当たり。食べたいだけ食べ、飲みたいだけ飲み、だらしなく太った人間たちを横目に、うちの犬だけは太ることなく、今年も元気にお正月を乗り切ってくれました。ところで、どうして私はあのとき「2 グラム」だとわかったのか?その答えを次回お話したいと思います。(つづく)