カチンカチンとクリッカーを鳴らすだけでたちまち犬が変わるという「わんわんワクチンシリーズ」。今話題の最新問題行動治療法をいち早くご紹介しよう。
1. ~6か月
2. ~1歳
3. ~2歳
4. 2歳~
子犬を飼い始めた人が、必ずといっていいほど直面するのが「甘え鳴き」「無駄吠え」の問題である。サークルの中で子犬がクンクン、キャンキャン、あるいはワンワン吠えるのは、「大きくなったら自然と収まる」問題なのだろうか? あるいはそれは「かまい過ぎ」の問題で、犬を「無視」すればいいことなのだろうか?
ここに答えがある。この手順を実行すれば、犬にたっぷりの愛情をかけてやりながら、相手をして欲しいときにこそ、鳴いたり吠えたりせずに待っていられるようになる。驚くなかれ、ほんの数ヶ月の子犬でも、ちゃんと鳴かずに待っていられるようになる。しかも、 怒られるのが怖いから鳴かないのではないのだ。そこにあるのは、しっぽを振りながら「早くこっちに来て!」と愛くるしい目でこちらを見つめているなんともいじらしい姿である。
これは「大きくなったら自然と収まる」問題ではない。犬は生まれると同時に学習し始め、子犬の頃の学習が根強く残ることが多いからだ。一方で本質を理解しないままの「無視作戦」は、飼い主の犬に対するゆがんだ見方を受けつけるだけでなく、犬の心に深い傷を残しかねない。
早速あなたも犬との豊かなな未来のために始めて欲しい。ここには叱ったり、無視したり、罰を与えたり、犬に辛い思いをさせるような手順はひとつも出てこない。ぜひ試してみて欲しい。