著者紹介

アニマルハートアドバイザー
おだふみこ

青山学院大学文学部教育学科（初等教育専攻）卒。銀行系システム開発会社を経てマイクロソフト（株）にエンジニアとして勤務する経験を持つ。在職中、犬を飼い始めたことをきっかけに、既存の犬の育て方に関する情報に疑問を持ち、2000年4月、日本大学大学院総合社会情報研究科に入学。日本大学生物資源科学部　河島孝教授（当時）の元、行動分析学（心理学）を犬と人との暮らしに応用する研究を始める。その研究「オペラント条件づけによる子イヌのトイレトレーニング　家庭における室内トイレトレーニングの介入事例」は、行動分析学研究 2003 vol18 No1 に発表され、その年、最も行動分析学の発展に貢献した研究に贈られる日本行動分析学会第２回論文賞を受賞。行動分析学を犬の飼育法に応用した初めての研究として、また、犬と人の行動の関係性を明らかにした画期的な研究として高い評価を得た。退職後、大学、専門学校などの特別講師を歴任。著書多数。
2010 年まで日本行動分析学会、日本動物心理学会会員。人間科学修士。

学部生時代に養われた教育観と、最新技術を取り込む柔軟な感覚、自身の愛犬との間で培われた犬に対する愛情。ユニークな経歴と独自の視点から紡ぎだされるのは、専門教育を受けていながら、学術界の人々とは全く異なる優しく暖かな語り口。犬のしつけ・心理・行動分野を常に牽引し続け、科学的犬の飼育法を我々一般人にわかりやすく解説してくれる唯一無二の存在である。