犬を上手くしつけるのに大切なこと。それは愛情を持って犬をしつけること。実際に深い愛情を持って犬をしつけた人の体験が元になっているこの連載。犬のしつけに悩んでいる人にぜひ読んで欲しい。
1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他
楽しかった夏休みが終わりに近づく頃、幼かった私は思ったものです。「あ~ぁ、毎日が夏休みだったらいいのに」。
そんな私も、大きくなるにつれて気づきます。「ずーっと夏休みだったら、飽きちゃうんじゃないかな・・。夏休みがこんなに楽しいのは、きっと1年に1回しかないからだ!」。
うちの犬は、豚のミミが大好き。あの子が言葉をしゃべれたならきっとこう言うことでしょう。「あ~ぁ、毎日豚のミミがもらえたらいいのに」。そして、すっかり大人になった私は、きっとあの子にこう言います。「それは、たまにもらうからいいんだよ!」。
うちの子の好きなもの。豚のミミ、ミルク風味のクッキー、ささみジャーキー、レバー、レインボーカラーのぬいぐるみ・・。私の頭の引き出しには、うちの子の好きなものがいっぱい詰まっているけれど、好きなものであればあるほど大事に使います。なぜって?だって毎日が夏休みだったら、夏休みに心躍らなくなっちゃうもの!
私は知っています。甘ったれのあの子がご機嫌にお留守番できるのは、普段はなかなかお目にかかれない豚のミミがもらえる“夏休み”みたいな特別な時間だから。くわえているものを返してもらわなくちゃいけないとき、ミルク風味のクッキーとのとりかえっこが可能なのは、それが滅多にもらえない“夏休み”のような心躍る存在だから。 (つづく)