[犬愛しつけ法]犬との快適ドライブ法2

犬を上手くしつけるのに大切なこと。それは愛情を持って犬をしつけること。実際に深い愛情を持って犬をしつけた人の体験が元になっているこの連載。犬のしつけに悩んでいる人にぜひ読んで欲しい。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

ドライブへ行こう(2):一番の見晴らしをキミにあげよう(第15号, 2006/3/21)

「おださんちって、子供いたっけ?」。我が家には子供はいませんが、我が家の車の助手席には「チャイルドシート?」と見まがうような物が置いてあります。それは、私が作った犬の「特等席」。子供用の黄色い椅子を向かい合わせにし、助手席部分にはめ込んであります。

その椅子を見つけるまでの私は、「外が見たい」とおぼつかない足元で立ち上がっては、助手席の窓にかぶりついている犬の姿に、転んで怪我でもしないかと、ただヒヤヒヤしているばかりでした。

「彼が見たがっている外の景色は、立ち上がれば見える、すわれば見えない。すわっていてもらうためには、どうしたらいいか・・そうだ!」。

私が探したのは「それを助手席に置いて犬がすわったとき、外がよく見える物」。ホームセンターで私が目をつけたのは、子供用の黄色い椅子です。赤いセーターを着たプーさんが、両手を広げてニッコリ笑っているその椅子を向かい合わせに置くと、2つの椅子のひじ置きがつながって、まるで小さな小船のようになりました。この真ん中にすわってもらえば、この背もたれとひじ置きがうちの犬を落下から守ってくれるでしょう。素材はスポンジ。これなら、もたれたり揺れてぶつかったりしても痛くありません。

早速、買ってきた2つの椅子を助手席に置き、その上にすわってみてもらうと、犬の目線は、外を眺められる高さになりました。もう立ち上がらなくても外を見ることができます。「キミの目の前を、とっておきの見晴らしにしてあげる。もう立ち上がる必要ないでしょ?」。立ち上がる必要がなくなれば、すわっている可柏ォが高くなるはずです。

さぁ出発です。たとえ急ブレーキをかけても犬の体が投げ出されることがないように、犬のリードを座席の金具につないで長さを調整し準備は整いました。私の願いは、外を一緒に眺めながらドライブすること。この椅子は私の願いをかなえてくれるでしょうか?(つづく)