[犬しつけ理論]正しい犬のごほうび

犬の行動について勉強したことのある人は、その難解さに頭がこんがらがった経験があるのではないだろうか。そのややこしい理論をすっきり見せてくれるのが、「3つの箱と4つの法則」である。専門用語の代わりに「箱」を使って解説したこの方式を筆者自ら勉強した結果をここにご紹介し、みなさんに役立てていただこう。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

例1

ポチは、散歩が大好きです。うれしくて「早く扉を開けてよ!」と言わんばかりにピョンピョン飛び跳ねてしまいます。

散歩に行くとき 玄関の扉に飛びつく
扉が開く・散歩に行ける

ポチはどうして飛びつくのでしょうか?扉に飛びついているうちに、扉が開いて散歩に出発するといううれしことが起こるからですね。ポチは「扉が開くこと」「散歩に行けること」を”ご褒美”に飛びつくことを学習したのです。

どうしてあげたらいいのかな

ポチが見つけたその”ご褒美”を、望ましい行動を学習することに活用してあげましょう。おすわりしたときに、扉を開け、散歩に出発するようにしたら、今度は「扉が開くこと」「散歩に行けること」を”ご褒美”におすわりすることを学習しますね。

散歩に行くとき 玄関の扉に飛びつく
扉が開く・散歩に行ける
おすわり


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