[犬しつけ理論]問題行動を身につけさせない方法

犬の行動について勉強したことのある人は、その難解さに頭がこんがらがった経験があるのではないだろうか。そのややこしい理論をすっきり見せてくれるのが、「3つの箱と4つの法則」である。専門用語の代わりに「箱」を使って解説したこの方式を筆者自ら勉強した結果をここにご紹介し、みなさんに役立てていただこう。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

練習してみよう!

例1

あなたは今、外出から帰ってきました。家の中から「ワンワン!」ポチの元気な声が聞こえています。あなたが今、家に入ったら、ポチは何を学習するでしょうか?

これから先、どうなる?

あなたが帰ってきたとき 吠える
あなたに会える

の箱についている三角は上向きですね。ここであなたが帰宅して、ポチに顔を見せてあげたら、ますます吠えることを学習してしまいます。

外まで聞こえるように、うんと大きな声で吠えなくっちゃ!早くぅ~家に入ってきて!ママっ!ボクに早く顔を見せて!!

どうしてあげるといいかな?

でも・・家に帰らないわけにはいきませんね。どうすればいいのでしょうか?

あなたが帰ってきたとき 吠える あなたに会える
吠えていない

ほえやむまで待って、家に入るようにしてはどうでしょうか?今度は何を学習しますか?吠えて吠えて、あなたを困らせてしまうほど早く会いたかったあなたに会えるということを「ごほうび」に、吠えずに待つことを学習するはずですね。

えーっとえーっと。早く帰ってきてもらうためにはどうするんだっけな・・。そうだ!吠えずに待ってなくっちゃいけないんだ!


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