[犬しつけ理論]問題行動をやめさせる方法1

犬の行動について勉強したことのある人は、その難解さに頭がこんがらがった経験があるのではないだろうか。そのややこしい理論をすっきり見せてくれるのが、「3つの箱と4つの法則」である。専門用語の代わりに「箱」を使って解説したこの方式を筆者自ら勉強した結果をここにご紹介し、みなさんに役立てていただこう。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

練習してみよう!

例1

大好きなお兄ちゃんが帰ってきました。「ワンワン!」ポチは、元気よく吠えて「おかえり」の挨拶をし、お兄ちゃんは、「ただいま」とポチに話しかけて返事をしてあげます。その光景はとてもほほえましいものですが、にぎやかな「おかえり」の儀式はエスカレートするばかり。「もう少し静かにならないものかな」と困り始めています。
さて、このポチの行動は、でしょうか?でしょうか?

お兄ちゃんが帰ってきたとき 吠える
お兄ちゃんに話しかけてもらえる

お兄ちゃんが帰ってくるとポチが吠えるのはなぜでしょうか?お兄ちゃんが声をかけてくれる、といううれしいことが起きているからですね。だから、いやなことが消える、ではなく、です。

大きな声で吠えなくっちゃ!そうすれば、うんと楽しいこと起こるもの。お兄ちゃんが「ただいま」って言ってくれるもの!


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