「犬を訓練するなんて、プロの訓練士さんにしかできないでしょ？」と思っていないだろうか。実は私もそう思いこみ、自分の犬に何もしてこなかった口であった。しかし素人の私にもできる方法があったのである。「クリッカー」である。私の驚きと感動の体験記を見てもらいたい。そして「私にもできるかも」と思ってもらえたらうれしい。
1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他
人間の体に前足を乗せ「お手」するように教えます。人間に話しかけたくなったときに、噛んだり飛びついたりするのではなく前足を乗せてくれたなら、「ねえねえ」と言っているように見えますね！
お手ができるようになっているといいでしょう。
おもちゃを持って犬と向かい合いましょう。どんなにおもちゃを欲しそうにしていても、あなたの体に「ねえねえ」と前足を乗せるまで待ってみましょう。前足を乗せたらクリッカーを鳴らしてそのおもちゃで遊んであげます。
もし待っても待っても前足を乗せなかったどうすればいいのでしょうか？そんなときには、ひざに手を置いて「お手」と言ってあげましょう。前足を乗せたらクリッカーを鳴らして遊んでます。これを繰り返しながら、少しずつ「お手」と言うのをやめていったり、ひざに手を置くのをやめていけば、おもちゃが欲しいときに前足を乗せることを学習することができます。
こうして犬は、人間が欲しいものを持っているときにこそ、飛びついたり吠えたりするのではなく、前足を乗せて「お願い！」することを学習していきます。
このような練習をたくさん積むことで、犬は前足を乗せた後に人間から注目してもらったり、遊んでもらったりする経験をたくさん積むことになります。「今までだったら、噛んできてたのに、前足使ったぞ！」「今までだったら飛びついてたのに！」そんな瞬間にも出会いやすくなります。そしてそんなときにこそ、あなたの注目がサンサンと注がれるようにしてみてください！自然と、甘噛みが解消されることになります。